コロナ禍、ロックダウン、厳しい水際対策のためにインドにこもり、1年半ぶりに一時帰国をすることにしました。うちの駐在員は2020年のコロナ立ち上がりに若手に日本に退避させ、我々ベテラン３名は残留。やっと落ち着いてきて、順番に一時帰国を果たすことができました。家族のいない俺は最後の最後でしたが、それはそれで問題ありません。結局産業医に怒られて、日本に帰ったら健康診断です。これが一番の目的になっちゃってます。
約3週間の日本滞在。もう一つの目的は父親に会うこと。93歳のオヤジに会いましたが、結果から言うと僕がインドに戻った翌週に旅立ちました。あの環境化では日本に戻れなかったので、送り出しはできなかったけど、死ぬ前に会えたことを感謝しようと思っています。
また、日本に帰って人と会うとか酒を飲む、ということを言うだけで批判される日本の風潮でした。もしかしたら、俺が間違っているかもしれないけれど、なんて寂しい話なんだろうと単純に思います。日本はあんなに過敏に対応して対策してそれでもその後パンデミックに。その事実だけで、何に意味がないのか？マスクで何ができるのか？ロックダウンも経験していない日本在住者がロックダウンすべきだと言われても、、ま、すいません(笑
ここは旅行記。後で楽しかった思い出を振り返る場所です。我々海外駐在員は日本への一時帰国がとても楽しみで充実した時間を過ごしたいだけですから。お金もたくさん落としますしね!
日本入国の準備
日本に入るためにはPCR検査陰性証明が必須です。僕はインドでかれこれ20回弱PCR検査をしました。日本では高額だったり唾でやる簡単のだったりしたようですが、インドでは喉と鼻の中ぐりぐりだけで、しかも安いので、濃厚接触だとか言われて何度もやらせれましたよ。ま、だから慣れているんだけど、それでもあの花の中をぐりぐりやられるのが好きな人はいません。
日本は当時厚生労働省が独自の書式の証明書を発行していて、それをつかって陰性証明書を作る必要がありました。これがまた評判が悪い。。
で、僕はローカルに相談して、デリーの公立病院でPCR検査を受けました。屋外ですよ。。しかも超ゴリゴリ鼻の中をいじられて、ダメージが大きかったです。。
このころはインド国内は落ち着いていて、移動も飲み会も普通にやっていました。帰国前日も15人ぐらいで飲み会やってました。当時の日本では考えられないと思います(笑
ちなみにそれはAjuホテルの旨家で僕が仕切った飲み会でした。
全日空 帰国便
空港が空いてます。まだ国際線が戻ってませんね。空港でやることは飲むことぐらい。チェックインすると、フェイスガードとマスクが配られます。ほんと、バカバカしいね。このときはまだPlaza Premium Loungeが空いていたので、空いてる中で飲み倒してやりました。
日本入国
この当時、インドは落ち着いていて強制隔離が不要でした。ま、だから一時帰国したんですけどね。その後６月に帰国したときは強制ホテル隔離６日間ですから、まだまだ先がある話です。
しかし、公共の交通機関の利用が禁止、という訳の分からないルールなんです。羽田から電車とかバスに乗ってはいけないんですよ。どうすりゃいいのよ？
家族のいない僕は誰かに迎えに来てもらうこともできず、唯一の手段はレンタカーです。それも乗り捨て。当然会社はこんなコスト負担してくれません。自宅の近くのレンタカーオフィスからどうやって帰るのか？など不思議なところはありますが。
一方で、上記の「公共の交通機関利用禁止」は性善説に立った依頼でした。僕らは空港で解散し、その後は個人の良心に基づき行動する、ということです。とはいえ、流石に社会人ですので、ルールを破れませんですよね。それとこのご時世ででかいスーツケースを抱えての移動は目立つ状況にもありました。思い出すと、やっぱり異常事態ですよね。意味ないし。
何とか自宅に帰っても自主隔離は継続します。アプリを強制的にスマホに入れられて、ビデオ通話で健康状態をチェックされます。ま、強制力の問題ですが、このころは少し緩かったかもしれませんね。
日本帰国準備
これが大変でした。。。インドもルール上、搭乗の72時間以内のPCR検査陰性証明をアップロードが義務付けられます。日本においてPCR検査をして、英語の陰性証明を出すところのお値段が高い。。インドでのPCR検査はRs 500(750円)とかでしたから、日本で3万とか4万っていわれることの理不尽さは想像に易いですよね。システムの問題とは思いますが、このコロナ禍におけるPCR検査では、誰かがぼろ儲けをしたはずです。このあたりにも闇があります。
僕らはとにかく少しでも安いクリニックを探し、検査を実施するほかありません。確か浜松町かどっかのクリニックで検査。なんでもいいから、陰性証明英語版PDFが必要なんです。なんなんだ？検査なんて必要か？PDFだけ偽造すりゃいいじゃない？と、思うやつがいてもおかしくありません。
全日空インド帰国便 ビジネスクラス
帰国便はマイルを使ってアップグレードしました。マイルは山ほど持っていますが、このコロナで使い道がないのです。こんなときに使って恩恵をうけないとね。８時間以上のフライトでは、我々の年齢ではエコノミーではたまらんのです。それにしても贅沢な時間を使わせてもらいました。