僕がインドで飼っていたワンコ、2019年から帰任するまで3年以上も一緒にいました。本格的にワンコを飼ったのは初めてでしたので、何もかも初めての経験でした。ガキの頃、富士宮の実家に雑種のチビという名前の巨大な犬がいましたが、あれは両親が世話をしていただけでガキの僕は家にいる可愛くない犬としか認識していませんでしたからねえ。。

2019年春ごろでしたか、インド人の相方がワンコが欲しい、と言い出しました。インドではワンコを飼っている家が多いんですよね。日本同様に小さなパピーは人気ですし、ペットショップも豊富にあります。グルガオンの自宅の近く、ゴルフコースロードのGlobal Foyerの向かいにあったSiconsというペットショップにワンコの話を聞きに行きました。そこはペットのアクセサリやワクチン接種もできい、ヘアーカットもある、何でも屋さんでした。紹介すると、いろんな種類のワンコの一覧表と価格表を見せてもらいました。迷ったのは、ブルドック系かクッカー系ですな。しかし、最終的には、アメリカンクッカースパニエルをお願いしました。結局生後直後でRs 25,000 (4万円位)だったかな。もしかしたらもう少し安かったかも。おそらく日本での価格とは一桁違うかもです。片手にも入ってしまいそうな小さくて危なっかしいワンコでした。それにしても可愛い。。。

ワンコを飼い始めたら、とにかく生活の中心がワンコになるんですね。ま、かわいいからそう思っちゃうのかな。
しつけはなかなかうまくいきませんね。トイレとかは最後まできちんとルール付けできなかったなー。オシッコもウンコもどこでもしちゃうしね!(笑
人が来ると興奮して暴れまわって、おしっこ漏らしながらジャンプしてたもんなー。それでも可愛くて可愛くて。不思議です。

ほとんどの時間はインド人相方が一緒にいました。日中仕事に出かけている僕は朝と夜しか一緒にいれませんが、それでも幸せな時間ですね。ワンコは生活するとわかるんですけど、長時間眠ってますよね。うらやましい(笑 ソファに居れば、近くに寄ってきて、眠りだす。それがまたカワイイ。

夜SOBAは基本的には相方と寝てました。しかし僕が毎朝早くに目を覚ますと彼は気づいてやってくるんです。それで、その結果、毎朝の散歩は僕の日課になりました。僕にとっても散歩は健康的だしね。ロックダウンのときは家にいましたが、緩和したら犬の散歩を口実に出かけていました。30分から1時間、SOBAが行きたいところに行かせる散歩でしたね。途中ほぼ間違いなくウンコするので、それをきちんと持ち帰ります。インドでは、メイドさんに散歩させてるケースが多くて、その場合はウンコ放置しています。ってか、彼ら手ぶらできているから処理しようがないわな。まあ、それもインドの文化なのかね。

食事はドッグフードですが、それもバカになりません。予防接種も結構たくさんあってちゃんと打ちました。あんなのを日本でやってたら大変だろうなあ、と予測します。ドッグホテルもグルガオンには結構あって助かるんですが、1,000~2,000 INR/泊(1,500円-3,000円)と案外高かったですね。
食べ物はドッグフード以外けっこうなんでも食べますよね。チキンとか大好物でしたよね。Zomatoでチキン料理をオーダーして残った骨を根こそぎ全部食べてました。あんなごっつい手羽元もちゃんと消化するのがすごいね。

クリケット大会参加♪

ロン毛のころ

右目が緑内障?だったころ。かわいそうでね

2022年2月の本帰国

日本に帰国するにあたり、僕はSOBAを日本に連れていけません。それは、どう考えても相方のほうがSOBAにとって重要であるし相方にとってもそうであること、仮に僕が日本に連れ帰っても基本一人暮らしの僕はSOBAの面倒を見切れないのは明白であること、、、要はSOBAの親権争いには勝てない、(もちろんそんなことは争ってませんからね!念のため)

つまりは、僕の本帰国でSOBAとはお別れなわけです。

不思議なもので、本帰国の当日、友人たちも相方もSOBAもデリー空港まで僕を見送りに来てくれたんですが、いよいよ僕が空港の中に入ってお別れという段階になって、SOBAが僕のところにすり寄ってきて離れないのです。泣くんです。ワンコは頭がよいというか、特別の洞察力があるというか、人間が考えていることをある程度理解するんだろうな、って思いました。これで一生あえなくなるわけではありませんが、僕の日々のルーチンにすっぽりと穴が空くのは明らかでしたし。はあ、寂しい。僕も目頭が熱くなりました。

SOBAに会うため?に夏休みのインド旅行

2022年の夏休みはインドに戻ってきました。いろんな理由はありましたが、重要なひとつはSOBAに会うため。相方は当時グルガオンにSOBAと暮らしていましたので、彼らに会いに空港から直行しました。

しかし、なかなか残酷なのは、たった4~5ヵ月会っていなかっただけで何か距離をSOBAが取ってくるのを感じました。うぅ、寂しい。俺を忘れたのか?うそだろ?

夏休み一週間、ほんとうはSOBAとずっと一緒にいたかったけど、相方の都合もあり、かなり限定的でした。しかし、後半はSOHNAのWesin Hotelに相方とSOBAといっしょに旅行しました。そのころには、SOBAは僕のことをすっかり思い出してくれていましたので、非常に良い思い出になりました。夜もSOBAと寝れたし、早朝から彼と首輪も外して散歩というか運動したし、飯も一緒に食べたし、夕方からラウンジで酒ばっかり飲んでいたけど、ホテルスタッフの計らいで、ラウンジにもSOBAを入れてくれたしね。とてもよい思い出になりました。

その後

相方も仕事があります。彼女も自分の仕事をきちんとやるには一人暮らしでワンコの世話には限度があります。ある業務上のプログラムで彼女は長くムンバイに滞在する必要があり、そのタイミングを前に彼女の実家(マニプール州)にSOBAを預けました。SOBAにとっては田舎の広い土地でのよい環境だと信じますが、ずっと暮らしてきたママとも離れ離れできつい状況だったでしょう。パパのことは忘れたかもしれないが(笑

マニプールはその後暴動に突入しています。その心配もありますね。SOBAのことだから元気にやっていると信じますが、流石に僕もマニプールまでは会いに行けない。いつかまた彼に会える日を夢見ています。
American Coker Spanielを飼いたいと思うのですが、SOBAの代わりはいなくて、飼わないほうがよいのかしら?とも思います。