ZENZARZとしては約1年ぶりのライブです。また大学時代のサークル仲間の企画イベントがあり、いつも通り肥田が仕切ってくれましたが、最近ここばっかりではありますけれども六本木BAUHAUSでのライブになります。もうひとつの僕のバンド「ぜんたけぺーにょっち」のライブがやっぱりBAUHAUSで3月と4月とありましたが、ZENZARZとしては本当は6月とか7月とかに一発ライブやりたかったのですが、自身でイベント仕切りを考えましたが、箱側のスケジュールも合わず断念しました。Amuse(大学時代の軽音楽サークル名)企画のAmuse Live 2024秋ということで、ありがたいことにトリ前で出させていただきました!
おかげさまでたくさんのお客様にご来場いただき、ZENZARZとしては大変楽しんで演奏させていただきました。イベント関係者、BAUHAUSスタッフ、対バン皆様、そしてお客様の皆様、ありがとうございました。
セットリスト
45分にはおそらく入りきらないとわかりながらの確信犯的な11曲です(笑…..ギリギリ入りました。さすがに走ったか!
- 20th Century Boy (T.Rex)
- Are You Goona Go My Way (Lenny Kravitz)
- 誘惑 (GLAY)
- 蝋人形の館 (聖飢魔Ⅱ)
- さらば青春の光 (布袋寅泰)
- スニーカーぶるーす (近藤真彦)
- ラブパッション (REBECCA)
- イミテーションゴールド (山口百恵)
- 十戒 (中森明菜)
- 勝手にしやがれ (沢田研二)
- 今すぐKiss Me (LINDBERG)
4月くらいからZENZARZとしてスタジオに入り練習を再開しましたが、今回は、「これまでやった曲は一切やらず全部新しい曲にしよう」ということでみんなで選曲し議論し、曲を絞りました。ZENZARZでは、各メンバーがこのバンドでやってみたい曲を出し合って、議論して決めていきます。ぜんたけぺーにょっちでもZENZARZでも挙げた曲がことごとくNGになるワタクシですが、今回もなかなかNGがありましたね(笑 それでも、ワタクシが推した曲(ラブパッションと今すぐKiss Me)が残ったことは奇跡ですな。ぜんたけぺーにょっちでは考えられない(笑
しかしながら、蝋人形の館と勝手にしやがれは前回のライブでもやった曲ですので、新曲9曲になりました。
11曲が多すぎだよね、というのはありましたね。実は新曲だけで10曲用意していて、直前で物足りなくて以前やった曲も考えようということになりまして先の2曲を追加しました。僕はペッパー警部をやりたかったのですが、バンド総意を得られずあきらめまして。とにかく2曲を含む12曲になって気に入ってましたが、スタジオでは時間が足りない、つまりはライブでも足りないのは明白であり、なくなく新曲から1曲落としました。もう一曲落とそうか?と議論しましたが、やりたい曲があるのにやらないのは納得できず、リーダー判断で11曲としました。すいません。
実は、出来が悪くて落とそうか?という曲も一曲ありましたが、どうせ俺たちアマチュアバンドなんだからそんなことは考える必要なし!と、これもリーダー判断です。
セットリストの各曲について…
やった曲の練習や思い出、そして当日のパフォーマンスについて書いてみようと思います。
- 20th Century Boy (T.Rex)
- 栗田の選曲だったかな?実はT.Rexではなく、カバーしている日本の女性バンド(NEMOPHILA)の演奏をコピーしています。彼女たちはオリジナルの2音落としですが、我々はオリジナルと同じキーでやりましたよ。
- 同じパターンの連チャンで構成を覚えるのが意外に大変でした。案の定、最初から栗田が歌いだしをとちりましたな(笑
- Are You Gonna Go My Way (Lenny Kravitz)
- 前島が出した有名曲。あ、聞いたことある!って曲。売れた曲ってやっぱりいい曲だな、って感じました
- この手の曲で個性を出すのは、プレイヤーのセンスを問われるのでかなりきついです、正直なところ。
- 誘惑 (GLAY)
- まさかの松井さん選曲。さすがGLAYです。案外難しいのです。割と困りました。
- 蝋人形の館 (聖飢魔Ⅱ)
- 前回から再登板。前島推薦。やっぱりハードロックはやりやすいと感じています。
- さらば青春の光 (布袋寅泰)
- 栗田?前島?とにかく布袋の曲ですが、珍しくカッティングがないので、松井さんが演奏を合意(これまで布袋ギターは禁止だった)
- なんかドラマの主題歌だったの?さすが布袋の作る曲というのを感じます。練習すればするほど、曲の良さを感じました。個人的には歌メロは演歌ライクだと思います。だから日本人に刺さるのか。
- スニーカーぶるーす (近藤真彦)
- 栗田が出した曲。説明不要。ベースはあり得ないほどしんどい。ベースの下手さが強調される嫌な曲。
- 近藤真彦よりは栗田のほうが上手いと思うわ。マッチを嫌いなので、すいません。
- ラブパッション (REBECCA)
- ぜんこ推薦。一度REBECCAをやってみたかったので。売れた曲の中で一番耳馴染みがよかった。
- 栗田から泣きが入り、1.5音下げをエフェクターdropで実施。だいぶオリジナルとは感じが違っちゃうが、出来は良かったと思うよ。
- イミテーションゴールド (山口百恵)
- 松井さんが出した曲。往年の百恵ちゃんの曲を初めてコピー。こうゆう曲って難しいんだよなー、苦手です。
- dropエフェクター外し忘れて失敗しました。やり直し(笑 すまん!
- 十戒 (中森明菜)
- ぜんこが「飾りじゃないのよ涙は」を出して却下され、その代わりに松井さんが推してくれた曲。もうハードロックです、この曲は。
- 勝手にしやがれ (沢田研二)
- 前回からの曲で栗田推薦。名曲であり説明不要。
- 今すぐKiss Me (LINDBERG)
- ぜんこ出した曲で、往年のヒット曲。LINDBERGの楽曲は意外に硬派。
- 栗田からの泣きで1.5音下げ。それによりかなり曲の雰囲気が変わってしまった。
このバンド(だけではありませんが)、選曲が楽しい、ってのはありますよね。ZENZARZのメンバーチャットで「次のライブでやる曲の協議」がとても楽しい。ワタクシぜんこが提案して実現したのは、ラブパッション(REBECCA)と今すぐキスミー(LINDBERG)。とくにラブパッションはよかった。
却下されたのは、飾りじゃないのよ涙は、とダンシングヒーロー。4人編成では限界ありました。
前のライブからやったのは、蝋人形の館と勝手にしやがれ。個人的にはペッパー警部をやりたかった。次回またトライしよう!
対バンご紹介
最近のAMUSEライブは後輩の肥田が張り切ってやってくれますので、我々先輩はらくちんです。とはいえ、イベンターである俺としては細かいところは少々気になっちゃったりして。そして、AMUSEライブですから、基本的にAMUSE(青山学院大学理工軽音楽研究会)サークルのメンバーのバンドがエントリーしています。
トリニンゲンコンテスト
大学の後輩の企画バンドです。かつて松尾バンドでよく対バンしていたメンバーが中心となってライブのために結成したようです。ボーカルは高橋アッコで、彼女との対バンも久しぶり。歌うことのプロで彼女の歌には心を動かされますな
SPITFIRE
やっぱり後輩のベーシスト矢田がやっているメタルバンド。ツインギターが気持ちよい。
矢田はメタルバカで愛すべき後輩。長年対バンやってきているし最近ちゃんと弾いてるので、もっといい音でベース弾いてほしいと打ち上げの時に絡んじゃったよ。ごめんな。
天然党
唯一のAMUSE関係ないバンドで、最後1枠空いたので、僕のお誘いで出演してくれました。我々とは長年の付き合いですが、20年以上同じメンバーでオリジナルロックをやり続けているのは尊敬しかありません。ギターのともぞうちゃんはライブ前から泥酔してて笑えます。この日豊橋に帰れなくなって、ぜんこ宅に引き取りました(笑 メンバーのやつら面倒見ろよ!
みずたまり
後輩野々下がやっているポップロックバンド。彼らとも何度も対バンさせてもらっています。ボーカルはとーこちゃんで彼女の歌声もとっても素敵です。
新宿コピティアム
長年一緒にTUNEをやってきたギター戸張がシンガポール駐在の縁を中心に組んでいるバンドで何度か対バンさせてもらっています。
biba★たん
ライブ幹事の肥田がやっているいくつかのバンドのひとつでやっぱりLoudnessコピー。ボーカルとベースが女性でとってもチャーミングですが、Loudnessコピーというそのギャップに驚きますね。本家との縁もすごい。
ボーカルのカオリンさんに惚れました。素敵♪ベースのさらたんもきゃわいいけど!
Loudness山下さんが…
Loudnessの山下さんがよくイベントをやっていて、エントリーすれば我々のような素人も一緒に音出したりできる機会がよくあるのは知っていましたし、肥田が良くそれに参加していて、高崎さんや山下さんと縁があるのも知っていました。さらには山下さんはバウハウスに出没するということも。当日聞いたのはbiba★たんのベースのさらたんは山下さんの弟子らしく、彼女のステージを見に来る、と。
まさか、そんなことないっしょ!と思っていましたら、来ましたよ。来た来た!
僕ら世代にとって、Loudnessは永遠のスターです。そのオリジナルメンバーでやる山下さんに会えるとは。しかも、我々ZENZARZのステージの前にバウハウスに来られたので、ZENZARZの演奏で彼の耳を汚したのは間違いありません。結果的にはうれしいよね!こんなことはありませんから!
どうも我々のイベント終了後にそのままバウハウスで飲んでたらしく、通常ステージが始まって、彼は演奏したらしいし、biba★たんボーカルのかおりちゃんも飛び入りで歌ったとか。我々は打ち上げで違う店で飲んでましたが、この日バウハウス来た人はラッキーだったよね。
- 昼飯は、龍華楼で
- まあ、六本木は私の職場ですので、よく知っております。バウハウスもよくいくのはそれが理由ですから。
いつもバウハウスでライブするときは、ここ龍華楼さんで昼飯を食いますよ。いわゆる街中華ですが、まさかの24時間営業。ランチに提供される定食は850円でごはんお替り自由です。とっても美味しい♪
あらためて、、メンバー紹介
やっぱり今回もメンバー紹介はやっておきます。我々ZENZARZは青山学院大学の軽音楽サークルAMUSEの先輩後輩でやっているもうすぐ還暦な4人です。硬派なハードロックばっかりやっていましたが、近年は昭和歌謡ロックに挑戦しております。静岡と群馬出身2名ずつの田舎者バンドなわけですが、ジジイなのに、独身が2人もいますよ。俺もそうだけど。
Vo.くりた
ZENZARZの男前担当はベースだと思っていましたが、どうもこの男らしい(笑
若いころは金髪ロン毛のメタル兄ちゃんだったのに今やすっかり落ち着いて出身の群馬県太田市に住んでいます。ひそかに群馬では弾き語りをしたししておりますので彼の甘い歌声はZENZARZだけのものではありません。
塾の講師なので、JKやその母親とエッチなことをしているはずですが、何度聞いてもゲロしません(笑
Gt. リッチーまつい
なんと還暦を迎えてしまったギタリストであり、相変わらずの安定プレイ。今回は別バンドでやっているロン毛被り物に長年おっかけしている森高千里のTシャツでの参戦でした。群馬出身の独身貴族は今はZENZARZ専属です!
Dr. ラーメンまえじま
自他ともに認める醤油ラーメンオタクで、実はかなり男前の静岡出身既婚のツインペダルドラマー。実は無骨なロック好きでリハとは違い本番で必要以上にツーバス踏み倒す姿は最高です。学生時代は変態だったのにいい男になったな!
Ba. バイアグラぜんこ
いつの間にかバイアグラという枕言葉がついたのか、栗田を問い詰めたいですよ(笑
このバンドのリーダーで静岡出身の男前です。2010年に始めたZENZARZも歴史ができたのは、ぜんこさんの人徳ですな。今回はパンダ(味の素)で勝負しました。独身ですよ(笑
ライブを振り返ると。。。
今回、久しぶりにG&L L2000ベースギターを使いました。30年くらい前かな?社会人でバンド活動を再開しFlavor Flavorでやっていたころに購入したベースです。MusicManと迷ってこちらを選んだよね、確かイシバシで13万円くらいだったと記憶しています。無骨なピックアップと男らしいボディで内臓アクティブ回路もパワフルなギアでした。購入してすぐに原宿の松下工房に出して回路のブラッシュアップ(内側の回路整備や絶縁処理など)をやってもらいました。その後20年くらい前にWarwick Thumbベースを購入してからは、このG&Lは2番手ベースとなり、一度もライブで使ったことはなく、2度のインド駐在にはG&Lを持って行ったのも懐かしいです。
4月に、ぜんたけぺーにょっちのほうでライブをしたんですが、その時にWarwickのジャックが接触不良で壊れて松下工房に数日リペアに出したんです。その時に自宅でG&Lを出してきて、練習に使いました。そこで感じたのは、、、「弾きやすい」です。逆に言うと、Warwickが弾きにくいんだと思います。Warwickは大好きなベースですが、決して汎用的ではありません。逆にG&Lはどうかというと別に汎用的ではないのですが、薄いネックと頑丈なボディ、安定の低い弦高など、長く使う人には優しいベースなんだろうと感じました。ただし、長年2番手だったんで、手入れが行き届いておらず、ジャックはやっぱりヘタっていましたので、自分ではんだごてで修理しました。それでも少しノイズがのってたので、実はライブ当日まで少し不安だったんですよね。練習でこのベースを使って思ったのは、本体がパワフルすぎることです。古ボリュームだと音が歪みすぎちゃって聞きにくいのです。それで、初めての経験ですが、ボリュームを7ぐらいで使って、エフェクターで増幅することにしたんです。そのほうが音が断然よい。面白いベースです。
それでも、やっぱりG&Lは聞きやすいやさしい音になるわけではなく、僕的には歪み過ぎていないパワフルな音に落ち着いたわけです。ライブ当日はうまく使えました。
ZENZARZはお客様に恵まれているなあ、と感じます。
当日も友人たちがたくさん応援に来てくれて、彼らのおかげで気持ちよく演奏できました。選曲もよかったかな。最初の外国の曲はなくてもよいかも、と俺は思っています。やはり栗田のボーカルは日本語で映えるよね。今後もZENZARZはこの線でばく進します!