WWグルメ紀行:すぎ本@静岡県富士宮

大げさに言うと、世界中で美味い飯と美味い酒を求めています。
僕の生まれ故郷の街、富士宮市で僕が一番うまいと思っている焼きそば屋さんを紹介します。

富士宮市は、B級グルメとして富士宮やきそばで有名ですよね。焼きそばってみんな大好きな食べ物だと思うですが、富士宮焼きそばってかなり特徴ある焼きそばなんですよね。地元の人たちが町おこしのために富士宮焼きそばをB級グルメで持ち上げたのは、素晴らしい活動だったと思いますね。

富士宮焼きそばって、確かに言われてみれば、関東で食べてた世間一般的な焼きそばとちょっと違うよな、って言われるまで気づきませんでした。でも、確かに富士宮市では、地元の麺しか使わないので、違うんですよね。B級グルメで有名になったから気づいたことも含めて定義してみようと思います。富士宮市には焼きそば屋さんというかお好み焼き屋さんがたくさんあって、おばあちゃんがのんびりとやっている、でっかい鉄板を囲むテーブルで営業している感じ、ってのが多かったんです。僕の家は、母親が美容室をやっていたこともあり、土曜日とか小学校から帰って飯を食うのに、近所のお好み焼き屋さんに100円握りしめてお好み焼きや焼きそばを食べに行ってました。要はよく食ってたんですよね。だから懐かしいし、今も大好きです。

富士宮焼きそばの一番の特徴は、麺です。「マルモ食品」「叶屋」「曽我めん」この三つの製麺屋さんだけが富士宮焼きそばの麺を提供しています。正直言って、僕の考える富士宮焼きそばの定義はこれで終了です。
しかし、後付けの富士宮焼きそばの定義はもっとありますね。
肉カスとイワシ粉です。
ま、肉カスはわかります。正確には油カスらしいですが、お肉屋さんで出るラードのカスみたいなやつです。多分、もともとはお肉の代用だったと思いますね。これはラードも含むので、僕も可能であれば、富士宮のスーパーで一緒に購入して具に入れます。ただ、これ自体がそれほど美味しいというものでもありません。
イワシ粉は僕はよくわかりません。そんな話は聞いたことが無かったので。普通に削り節と青のりでいいと思いますが、オフィシャルの定義ではそうなっているらしいですよ。

僕ら富士宮地元の人からすりゃ、焼きそばなんて食い物は各家庭で作り方も違うし、なんなら焼くたびに適当に具も違うのが普通だし、っていう感じです。しかし、B級グルメでゆうめいになってからは、富士宮市に焼きそば屋さんが増えましたね。あちこちにあります。ま、いいんじゃないのかな?僕らがガキの頃から行っていた店で残っているところもあるし、新しくできた店でも美味しきゃいいんじゃないのかな?って思いますよ。

僕が紹介するのは、「すぎ本」です。

いえば、富士宮市では老舗になります。浅間神社のわきの出店コーナーにも出店している有名店ですね。本店は西町の路地にありまして、僕の実家があったところから徒歩10分弱です。
この店の特徴は、店主のおばちゃんがうるさいことです。県外からの客が多すぎておせっかいがすぎます。僕が一人で行くと、
「お客さん、県外のひと?」
「富士宮焼きそばっていうけど、お好みもおいしいだぜ」
うるせえ!って。。俺は地元って言っても信じてくれないし。

とはいえ、焼きそばは美味いです。お勧めします。

そして、お好みも実は富士宮名物なんです。
これって、多分元々は、関西にある「一銭洋食」だと思うんです。いわゆる大阪や広島のような豪勢なお好み焼きではなく、うすっぺらい貧相なお好み焼きで、さっぱりした味わいなんですよね。僕ら富士宮の地元民はこれがお好み焼きだと信じていました。

ま、老舗は他にも何軒かあって市内には、鉄板テーブルで勝手にお客に焼かせる店も多いです。そうゆうところで気の置けあい仲間と焼きそば焼きながら、ビール飲んでバカ話しするってのが楽しいよね。

インド人の盟友Centhilが日本出張に来た時、週末もあったので、後輩の海坊主の車で富士宮まで行って、すぎ本に連れて行きましたよ!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA